妄言録
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乃木口正

Author:乃木口正
『妄人社』というサークルで、
小説を書いている乃木口正のブログ。

日々のあれこれ、創作のあれこれについて、
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遊戯
先日、仕事帰りの電車の中で、向い側に小学生低学年くらいの男の子と母親が座っていた。

「今からいうことの反対の事をしてください。」と、男の子は退屈を持て余し、母親に遊びを持ちかける。
母親はそれに従い、ルールを聞く。
少年曰く、ゲームのタイトルは『やっちゃいけないゲーム』とのこと。
「右手を上げて。」と言われたら、左手を上げ、
「両手を下げて。」と言われたら、両手を上げる。というのがルールらしい。

私はそのやり取りをぼんやりと見ながら、少々疑問を抱いた。

「右手を上げて」の反対が「左手を上げる」ならば、
「両手を下げて」の反対は「片手を下げる」ではないだろうか、と。

少年のルールに従うと、
前者は『右手』に対しての反対で『左手』なのだが、
後者は『下げる』に対しての反対である『上げる』を行わなければならない。
つまり、名詞に対する反対なのか、動詞に対する反対なのか、曖昧なのだ。

もちろん、プレイヤーの状態から、ゲームマスター(指示者)が判断するのだろうが、
(両手を下げている状態で、先の『両手を下げて。』と言われれば、すでに両手とも下がっているので、『両手を上げる』しか選択肢はない。)では、次のような状況ならば、どのように行動するのが正解なのだろうか?

『プレイヤーが右手を上げて、左手を下している状態』で、「右手を上げてください。」と指示された場合だ。

『右手を下す』のが正解か、はたまた『左手を上げる』のが正解か――

残念ながらその状況にはならず、親子のゲームが続く中、私は電車を降りることとなった。
果たして、正解はどちらかと疑問を抱きつつ、この遊戯の矛盾を推理小説という知的遊戯に落とし込めないものかとも、ついつい考えてしまう。

嗚呼、この病は何時になったら治るのか知らん。
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