妄言録
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Author:乃木口正
『妄人社』というサークルで、
小説を書いている乃木口正のブログ。

日々のあれこれ、創作のあれこれについて、
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『惡の華』
昨日、先日までアニメが放映されていた『惡の華 (少年マガジンKC)』の原作コミックスを1~8巻まで一気買いをしてしまった。

ネットの記事などを見る限り、このアニメはあまり評判がよろしくなかったようなのだが、主人公の春日に少なからずのシンパシーを覚え、見事にハマってしまった。
それはまるで、文学などを読んでいる時に感じる、「この物語はオレのことが書いてある!」という感覚に近いのだった。

しかし、放映中はあえて原作に手を伸ばさないようにしていた。あの鬱屈とした精神がとぐろを巻く、どこに辿り着くのかもわからない世界の先を先にを知りたくなかったのだ。

そして、先日めでたく(?)アニメが最終回をむかえた。
この最終回も色々と賛否分かれるようなのだが、個人的には「あり」だと思った。
主人公からヒロインに再度の契約を持ちかけるラストシーン。原作だと、割り合いあっさりと描かれているのだが、アニメではこのシーンに重点が置かれていた。
思うに、アニメ版はあの場面が全ての起点という位置付けにしたかったのではないだろうか。
あの再契約がゼロ地点で、あそこから時間は前と後ろに進んでいく。だから、走馬灯のように物語がフラッシュバックし、また放映されていない先の物語まで同じように断片映像が流れたのではないのか。
是非、第二部も製作して頂きたい。

と、熱量冷め止まぬ昨日、仕事帰りに既刊全巻を購入。
帰宅後、貪るように読み耽った。
アニメ化されていたのは4巻の途中までなのだが、その後の5巻6巻は圧巻。心が苦しくなった。
そして、7巻以降物語は高校生編へと移る。
今まで物語に大きな影を落としてボードレールの存在感は薄れ、島田荘司の影が射す。
推理小説が好きな方ならばご存知だろうが、島田荘司とは本格ミステリの書き手である。詳しくは検索をかけて頂くのが手っ取り早いだろう。
この後どのような物語が展開していくのかはわからないが、主人公は現実的な世界に着地してくれるのではないだろうか。
6巻までの中学生編は島田理論で言うところの『詩美性のある謎』だったと考えられるし、高校生編になり推理小説家の名前を出すことによって、物語は現実へと収斂されていくということを暗に示していると考えられるからだ。そのような深読みをしながら、楽しく読み終えた。

8月に早くも9巻が出るとのことなので、楽しみに待ちたいと思う。

しっかし、最近自分の創作について何も語ってないな……。
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