妄言録
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乃木口正

Author:乃木口正
『妄人社』というサークルで、
小説を書いている乃木口正のブログ。

日々のあれこれ、創作のあれこれについて、
思ったり思わなかったりしたことを書いてきます。



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たまには小難しい事を考えてみる。
ブログが炎上した岩手県議が自殺したと思われる状況で見つかった。

彼のブログが炎上した経緯はマスコミで多く取り上げられたので、多くの人間が知るところだろう。
念のためMSN産経ニュースから転載すると、
小泉県議は、自身が受診した岩手県立中央病院で「241番の方」と番号で呼び出されたことに腹を立て、5日のブログに「ここは刑務所か!」と記述。また、「会計をすっぽかして帰った」とも記し、「県議にふさわしくない」「考えがおかしい」などとネット上で批判が広がった。
ということだ。

まあ、どう好意的に見ても褒められた行動とは言えない。
テレビなどでも、彼の行動が非難されていた。

そして昨日(25日)、この県議が自殺と思われる状況で発見された。

何故、この事件はこのような結末になってしまったのか?

言ってしまえば、たかだか馬鹿な言動をしただけである。
誰かを傷付けたわけでも、ましてや死に至らしめたわけでもない。
この程度のことで自殺しなければならないのであれば、ブログやツイッターを行っている人間――自分も含めて――のどれだけが死ななければならなくなるのか……。

しかし、恐らく彼が自殺したのは失言を苦にしたものではなく、炎上したブログに書き込まれた苦情に耐えられなくなったからではないだろうか。
実際に炎上したブログを見たわけではないので、憶測になってしまうが、恐らくブログの書き込みなどには、彼の人格を否定するものやもしかしたらば脅迫するものなどもあったかもしれない。
また、それはブログへの書き込みだけに止まらず、電話や投書などでも行われただろう。
耳を塞いでも聞こえてくる非難の声。それに耐えることができず、命を絶った。と、私は想像する。

元を正せば、彼の良識から外れた言動が原因なのだから、自業自得と言えなくもない。
『でも』と、人がひとり自殺した後だから考えてしまう。
彼のそもそもの過ちは、言動にあるのではなく、認識の誤りにあるのではないだろうか。

彼は病院に対して、「ここは刑務所か!」と言った。
しかし、病院と刑務所は同質のものだ。いまさらそこに非難の声を上げることが間違っている。
この点を指摘し、批判が行われていれば、自殺には至らなかったのではないか。
事件が終結した今だからこそ、そのように思ってしまう。


と、もっともらしいことをうだうだと書き綴ったが、大学時代に齧ったにわか知識なので、的を逸らしてしまっているだろう。
改めて勉強しなおしてみよう、と今回の事件で思った。
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比類のない神々しいような瞬間
エラリー・クイーンの『Xの悲劇 (創元推理文庫)』(発表当時はバーナビー・ロス名義)で次のような台詞がある。

「彼は、死ぬ直前のほんのわずかな時間に、自分の残すことのできる唯一の手がかりを残したのです。このように――死の直前の比類のない神々しいような瞬間、人間の頭の飛躍には限界がなくなるのです」

ダイイング・メッセージについて説明した言葉だ。

念のため説明すると、推理小説の中には度々死者が奇妙なメッセージを遺していることがある。これがダイイング・メッセージ(死際の伝言)である。
物語を駆動させる為に、このメッセージは容易に解明できないものが多い。先に記した台詞は、何故容易に読み解けないメッセージを残すのかについての説明にもなっている。
死の直前、人は常時よりも飛躍的に思考力が増し、爆発的な発想力を持ってメッセージを残す。だから、生きている人間には容易にその言葉は理解できない。

推理小説におけるダイイング・メッセージとはこのようなものだ。

しかし、死際以外にも、人間は比類のない神々しいような瞬間を迎えることがある。
頭に血が上っている時だ。

先日、ケンカをした。
その際に、普段思ってもいない言葉が口を衝いて出た。
それはなんとも気が利いていて、効果的で、残酷な言葉だった。
普段小説を書いている時も思い付かないフレーズに、比類のない神々しいような瞬間が訪れたことを理解する。

恐らく、頭に血が上り、忘我していた自分は死際の意識が途切れ途切れとなっている人間と同じだったのだろう。
あの時、自分は死んだのかもしれない。

後悔が漣のように押し寄せ、喉元まで水嵩を増している。
謝りたい。

でも、言ってしまった言葉を取り消す術はない。
涙と溜息だけが、零れ落ちる。

帰り道
珍しく連続でのブログアップ。
ここ最近、文章を書くことから遠ざかっていたので、リハビリみたいなものです。

神保町からの帰り道、ラーメン屋へと寄った。
ラーメンが好きな方は存じ上げているだろうが、秋葉原を中心に、御茶ノ水、神田、御徒町などはラーメン屋が軒を連ねる激戦区の一つであるり、特集が組まれた雑誌やムック本にもいくつもの店名が掲載されている。
その中の一つ、『麺処くるり』で食事をしてきた。

もともと、ラーメンが大好きで、仕事場では周辺のラーメン屋を食べ歩く「ラーメン部」なる活動を行い、あまりに外でラーメンばかりを食べているので、家族からは「ラーメンは一週間に一度。」と釘を刺されているほど……。

で、『くるり』だ。
店内は狭く、カウンター席とテーブル席を併せても十席強。
連れ立って行くには向かない店なので、行くのならば一人がお薦め。

暖簾を潜ると左手に券売機があり、大盛り無料と書かれている。無料なら大盛りにするしかない。
さらにラーメンと同じくらい辛い物が好きな私は、当然のごとく辛味噌らーめんの大盛りをチョイス。

三時を回っていたので、客はカウンターを半分埋めるくらい。
すんなりと席に着き、食券を手渡すとカウンターの奥にいた店員が「ライス付きますけれど、どうしますか?」
まあ、なんて答えたかは、言わずもがなだ。

カウンターからは厨房の様子が見渡せ、麺を茹でる釜やもやしとニラを炒める姿が覗ける。
手際の良い仕事に見惚れていると、いつの間にやらラーメンの完成。
昨今のラーメンはもやしが山のように積まれているものが多いが、ここのは表面を被う程度の程よい量。
炒めているので味も染み込んでいる。
真ん中には辛味噌がアイスクリームのようにドーム状で盛られ、脇には焼豚フレイクに味玉が添えられ、味噌独特の柔らかい香りが鼻を衝く。

まずは辛味噌を崩さず、丼の端から麺をすくうと、中太のちぢれ麺に汁が絡み、口に運ぶと味噌の甘みが広がりそれだけでも十二分に美味しい。
半分ほど食べたところで、漸う辛味噌を崩す。
蓮華で小麦色をしたスープをかけ、箸で突付いて割り、汁に溶け込ませていく。
しかし、この辛味噌容易には溶けず、むしろスープにとろみを付けて液体ではない別のタレへと進化させる。
辛味噌の混ぜ込まれた汁は今まで以上に麺に絡み、まぜそばを食べているかのよう。
しかし、これがまた美味しい。
もともとの味噌の甘みと辛味が混ざり、程よいスパイスとなって、箸が進む、進む。

あっという間に完食。

味噌ラーメンが好きな方にはお薦めですし、量を食べたい方にも大盛り無料でさらにはライスも付いてくるのでボリューミー。
ちなみに、はじめての人は大盛りにするか、ライスをつけるかのどちらかにした方がよろしいかと思います。
ラーメン単体はあっという間に完食したが、ご飯が中々の曲者で苦戦してしまったので、老婆心ながらの忠告です。

今後も美味しいラーメン屋を見つけたら、ブログに書いていきたいと思います。
ではでは、

(しかし、このブログは一体どこに向かっているのだろうか……、)

探し物はなんですか?
とある理由から、中上健次の『灰色のコカコーラ』を読もうと思った。
しかし、一般書店ではこの作品が収められている『鳩どもの家』や彼の全集の在庫がない。
検索機で調べてみても、『鳩どもの家』は他店舗在庫も問屋在庫もなしとのこと。
さすがに全集に手を出す勇気もなく、神田は神保町へと足を向けた。

ようやく梅雨らしくなり、小雨が降りしきる中、靖国通りや一つ奥の通りに軒を並べる古書店を巡った。
雑然と並んだ書籍、薄暗い店内、奥で読書をする店主。まるで絵に描いたような風景が好もしく、心はウキウキと昂ぶる。
しかし、一軒一軒と順々に暖簾を潜るが、目当ての本は中々見当たらない。
中上健次の書籍はあるのだが、『灰色のコカコーラ』が収められているものはない。
がっくりと肩を落とし、意気消沈しながら入った店で漸う目的の物を発見。ハードカバーだが、この際どうでもいい。
ビニールでカバー掛けされた背表紙を摘み、棚から引き出す。
ふと、サイン本という単語が目の端を過ぎる。

嫌な予感がした。

最後の頁を開き、金額記された札を見遣る。
パタンッ。
すぐに頁を閉じ、速やかに本を棚へと戻す。そして、そそくさと店をあとにする。
いやだって、¥15,000円はさすがに出せませんよ!?

ネットで買ってしまったほうが、手っ取り早いのか知らん。
落選
先日、コミックマーケット84の当落通知が届いた。

家のポストからはみ出し顔を覗かせている青い封筒。マンションの住人の中にオタクがいれば、一発で判ってしまうそれが堂々とポストに突き刺さっている。
仕事帰りの疲れた身体のことも忘れ、急いで引き抜き、部屋の玄関へと飛び込む。

アマゾンなどの郵便物もそうだが、ポストマン達はもう少し郵便物に配慮をして下さい。
ただ突っ込むだけってさ……。

それはさておき、当落通知である。

通常であればドキドキと胸を高鳴らせながら封を切るところなのだろうが、
当選と落選では封筒の作りが違うので、開ける前に結果は瞭然。
タイトル通り、今回のコミケは落選となりました。

なので、妄人社の次のイベント参加は早くても九月となります。
んー、大分間隔が開いちゃうなぁー……。


ただ、
もしかしたら、知り合いのサークルに何時もとは違った作品(非ミステリ)を委託するかもしれません。
この辺りについては、相手方ともう少し話が詰まってからご報告します。

ではでは、






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