妄言録
プロフィール

乃木口正

Author:乃木口正
『妄人社』というサークルで、
小説を書いている乃木口正のブログ。

日々のあれこれ、創作のあれこれについて、
思ったり思わなかったりしたことを書いてきます。



閲覧者数



最新記事



最新コメント



最新トラックバック



月別アーカイブ



カテゴリ



検索フォーム



広告



RSSリンクの表示



リンク

このブログをリンクに追加する



ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる



QRコード

QR



スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

わくわく
明日からはじまるコミケで、テンションが昂ぶっている、乃木口です。

金土日と三日間はどうやら晴れるようで、流石コミケとしか言い様がありません。

私のサークル『妄人社』は抽選漏れしてしまったため、サークル参加はしていませんが、
1日目(金曜)西-あ-14『Stray Cat』さんで委託させて頂きます。
ご興味のある方はお立ち寄りください。

さて、前夜になんですが、いつも購入させて頂いているサークルさんにエールを込めた、
作品紹介兼感想文をアップしようと思います。

まずは、サークル『城東ぱらどっくす』 病氏さんの『炭酸』

病氏――自費出版体験記の人というと、通りが良いかもしれないですね――とは、本の杜の打ち上げで面識を持ち、
以後、イベントで会うたびにお話しして頂いてます。
その病氏の同人誌3作目に当たるのが『炭酸』。
短いお話を集めたショート・ショートの体裁で、裏表紙に書いてあるとおり、
「ありえないけど、もしかしたらあるかもしれない。現実とは少しだけずれた、そんな五つの物語。」となっています。
どの物語もお伽噺めいた印象を与えつつも、その実皮肉と風刺にとんだ内容で、
ブラックユーモアなどが好きな人にはお勧めです。
個人的には「はだかの王様」が特に面白く感じ、
既存の童話やお伽噺を引っくり返した作品をもっと読んでみたいと感じました。


続いて、『月砲屋』 沢井見月さん『湿り 孕む』

こちらもイベントの打ち上げでお話しさせて頂いたのを切っ掛けに、
新刊が出るたびに購入させて頂いているサークルさん。
現在、『月砲屋』が刊行している同人誌は三冊で、『湿り 孕む』はその三冊目にあたります。
一冊目は『スメルズライクシンデルスピリット』、二冊目は『それぞれのI』。
全体的に共通しているのは、大人になりきれない人々。
そして、女に依存している男と、依存されていることを拒まない女の関係。
しかし、だからといって物語が似通っているかと言えば、そういう訳ではありません。
むしろ、繰り返されることによって、まんねりとは逆の、洗練化・先鋭化がされている。
もちろん、人によっての好みもあるでしょうが、それでも、私は『湿り 孕む』が三作の中で群を抜いているように思う。
四作目、五作目がより鋭くなるのか、そして鋭利さを増すならば、月すらも射抜くものを一読者として期待しています。


テンションが上がって、随分と長文となってしまいました。
上記した2サークル以外ももちろん購入に回りますので、たくさんの本に出合えることを楽しみにしています。

死なない程度に三日間頑張りましょー。
ではでは、

スポンサーサイト
ようやく、
前々から書きたいと思っていたのだが、中々上手く書けず、断念していたものがある。
読んだ同人作品への感想だ。

どうにも文章が上から目線になっているような気がして、何度も書いては消し、書いては消しを繰り返していた。
しかし、いい加減踏ん切りをつけなければいくら経っても前には進めない。
なので、多少物言いがアレでも、突き進むことにした。

第一回目は三日月理音さんの『猟犬の残効』(発行…HONKY‐TONK)。
この本は確か、今年の3月に行われた『本の杜』で委託販売されていたのを手に取ったものです。

所謂ハードボイルド。
しかし、主人公の闘い続ける姿はハードボイルドではなく、むしろ「ウェット」。
では、何が「ハードボイルド=非情」なのかと言えば、それはこの作品の中の社会だ。
ネタばらしとなるので多くは記さないが、物語はある街で起きた神隠しからはじまる。
そして、事件は大きく膨れ、うねり、巨大なものになっていく。それは一個人では太刀打ちできない強大なものに。

人と人を繋ぐ線の延長上に社会が存在する。
それは目を凝らさなければ見ることのできないほど遠い位置かもしれない。
しかし、それでもそれは間違いなく私たちの延長線上にある。
だから、私たちは目を見開き、耳を欹て、社会の変化を意識しておかなければならない。
気が付いた時に非情な社会に変異していようにするためにも。

2014年7月現在、私はそのようにこの作品を読んだ。







上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。